山嶺「12月号」

 山行申込書の記載要領が山嶺誌上に毎月掲載しております。往復はがきが基本ですが、住所の後にメールアドレスが記載されておれば、メールでの申し込みも可能です。

 会員諸氏からの申込書記載は人それぞれ個性がにじみ出て、多様で非常に面白い。申込書そのものは○○山の例会に参加するために記載するもので、事務的に「参加」希望の意思が書かれていれば良いと思います。一例ですが、バス例会で「もう満員ですか」と書いてきて、個人情報など書かず、受け手としてはほんとに参加したいのか、考えてしまう様な申し込みが先月有りました。メールでしたので記載要領にのっといて、申し込みくださいと返信いたしました。またメールで申し込みの方にお願いします、係から「受付」のメール受信しましたら、受信した旨のメール返信を是非お願い致します。

 往復はがき又はメールで申し込み後、係から「受付」の返信が無い場合は速やかに係に連絡してください。また係も早く「受付」の返信をしますが、ある程度の時間を頂戴しております。

山嶺「11月号」

 先月(9月)の豪雨にみまわれた、船形山~泉ケ岳を今月4日歩いてきた。

 小型バスは旗坂野営場から小荒沢林道に入る、一部土砂崩壊地が見られたが撤去され、心配した路面の損傷も無く、無事大滝野営場に到着した。最短コースで船形山を目指す。朝日に照らされ山は紅葉のシーズンを謳歌しているかのようだ。標識は分岐地点、主要な山頂には必ず設置されていた。地元の中学校では船形山は校歌にうたわれ、身近なおやまを大切にしている事が伺われた。

 稜線に乗ると北風が冷たい、カッパを着て船形山。風も強く長居は出来ない、目の前の避難小屋に入り暫し休憩。先客の若いふたりさんは言葉を交わすと我々に驚いたか避難小屋を後にした。三峰山の先までは風が冷たいが稜線漫歩、素晴らしい紅葉の中を歩く。船形山の小屋が段々と小さくなっていったが、最後のピーク泉ヶ岳からも微かに確認出来た。下山も最短の表コースを下ると、仙台の街が広がっていた。胎内岩を過ぎ傾斜緩むころ、登山道は小さな枯れ沢を渡る地点で、先の豪雨がもとらしたと思われる、岩の流れ崩壊地で一瞬登山道を見失ったが無事下山した。

山嶺「10月号」

ダブルストックの効用が、ネット上で盛り上がっています。私も5月から使用しております。片手にストック、何となく歩いていたように思い出します。下山中おしゃべりしがら、何となく転んで手首骨折、よく有る事例です。ダブルストックを使用した歩行には何となくは無く、常にストックを何所に置くか集中し歩きます。先日刈払いの残置の笹に乗り、滑って尻もちは有りましたが、ストックと膝を曲げ足の置場に集中すれば、転んでは無くなると思います。ダブルストックを試してみてください。

歩行の基本はストック無しの2本足歩行で、バランス良く歩けて初めて、膝などの負担軽減にストック、ダブルストック使用になります。

膝の痛み対策で、今回体幹トレーニングの一環で山歩きにダブルストックを使用し鍛えております。未だ膝に違和感は拭えませんが、腕立て伏せ併用で腰痛は良くなりました。加齢で背筋、腹筋が弱くなっております、体幹鍛え足腰強い体で山登りを楽しみましょう。

山嶺「9月号」

 東京野歩路会は例会参加時の装備として標準装備を設け、毎月発行の山嶺誌上に装備表を掲載しております。表を参考に例会参加をお願い致します。

 冬山などに使用する軽アイゼン、アイゼンは例会計画の装備欄に別途記載され、更に標準装備以外の必要とする装備が案内されますので、標準装備と同様用意し、参加していただきます。

 私は軽いハイキングしか参加しませんと言われる皆様、例えハイキングでも危険が潜んでいないとは言えません、それが山登りです。ヘッドランプ、補助ロープ6㎜10mも是非お持ちください。また予備電池の用意と、補助ロープのメンテナンスも必要です。例え使用しなくても経年劣化がございます、古くなったロープはかえって危険です、買い替えをお願い致します。

「安全で楽しい登山のために」を実践するにはある程度の負担が必要です。9月になると日没が早まり、また空気が乾燥し水分補給も大事です、余分のお水も必要です。少し大きめなザック(冬になると防寒具を入れるためにも)で、集合場所に向かいましょう。

山嶺「8月号」

 毎月一回開催されていた親しむ会、今年の総会で年5回程度開催するに変更されました。

 6月24日第1回目の親しむ会が開催されました。石渡幹事と篠田幹事の担当で「山行でみた珍しい花と美しい花々~夏山を中心として」と題して、両氏のファンに多くの花愛好家50名の参加をいただき、ありがとうございました。

 今年度今後予定

 9月30日海外登山情報

 11月25日スキーについて

 1月27日山岳保険、安全登山

 3月23日地図読み講座

 東京野歩路会の活動は何も例会山行に参加するだけではございません。規約の第3条に「本会は、自然保護と健全な登山・スキー等を行い、会員相互の親睦を深めることを目的とする」とうたっております。会員相互の親睦を深めるには、親しむ会出席は絶好の機会

です。例会の山行でしかお会い出来ない会員同志、幹事との懇談の場です。会員から活発なご意見も頂戴します、また幹事からはこれからの計画などの提示が有ります。一度もご参加いただけない方も是非この機会にご参加いただきますようお願い申し上げます。


山嶺「7月号」

 今年も夏山に向け、山小屋サミットが5月15~16日開催された。

規模が小さくなったといえ、従来の夏山相談会を継承し、主要の山小屋の親爺さん達が今年も丁寧に相談にのっていた。各山小屋に挨拶をする。北岳肩の小屋、森本社長の世代交代が進み寂しくなったと、昔を偲ぶ話しが印象的であった。

 都岳連の総会が5月26日開催された。佐藤会長、日山協神崎会長の挨拶後議事が進められた。

① toto助成金受託事業で、従来より質の高い講習会が開催された。今後も引き 

   続き活用していく。

② 加盟団体数・個人会員数の減少。

③ 300万弱の赤字決算。一昨年の国体開催がらみと事務所移転の出費が主要因。

④ 都岳連の全事業は前年度比較で減少した。

⑤ 内閣府指導による定款一部修正

⑥ 役員選任選挙が行われ理事10名、監事2名が選出された。

⑦ 佐藤会長退任の挨拶。

⑧ 閉会後新理事会開催。

⑨ 翌日の都岳連のHP.亀山新会長就任のお知らせが、アップされた。

山嶺「6月号」

 今年の大型連休は好天に恵まれ、会員の皆様におかれましては楽しい連休であられたと存じます。

 遭難事故報道も少なく、前穂高北尾根では落石事故。涸沢から白出のコルへの登りで滑落との報道がございました。(事故にあわれた方のご冥福をお祈り申し上げます)この時期、朝はアイスバーン状態で非常に危険で年同様の事故が多数発生致しております。くれぐれもアイゼン、ピッケルワークマスターしてからの入山をお願い致します。

 サクラの開花が早かった今年、雪解けも早くなっております。金北山の佐渡に今月9、10日行って来ましたが、例外では有りませんでした。金北山への防衛省管理道路は金北山直下に若干の残雪、雪解け早く花の開花は進んでいた。大野亀のトビシマカンゾウも早くも開花が始まっていた。

 10日のアオネバ渓谷は標高低い分開花は進み、スタート地点では花は終わっていた。徐々に高度を上げて行くと開花が見られるようになり何故かほっとする。群落状態では無く、多品種の花競演といったところか。1本の木に荷札が付けられ「ナニワズ」、ナツガレヨメナカセと記載されていた。

山嶺「5月号」

 4月5日御岳山で今年度の集中山行が開催されました。2年前から開催時期が、4月の日帰りと9月の1泊集中山行に変更致しました。

 集中山行とは、創立者本多月光氏が東京野歩路会を創立後、間もない時期にあみだした登山スタイルで、東京野歩路会の大事な行事の一つになっております。

 当日小生が自宅を出る頃は久しぶりの本降りの雨、駅に向かう道すがら雨が上がる事を祈るのみ。神田幹事のGコースの集合場所の古里駅は雲間見え安堵する。青梅街道から左に下ると寸庭橋、台地に登り返すと寸庭集落、大きな株のヒトリシズカが調度見ごろでし

た。スギ林の鉄五郎新道は始めアップダウンの繰り返し、越沢バットレス上を過ぎた頃から大塚山までは急登が続きました。岩場に張り付くように、小さなイワウチワが可憐に咲いていました。

 長尾平には三々五々各コースが集い、15時から全体集会を行った。集合写真を撮り、代表挨拶で22日の総会出席と会員の口コミ勧誘をお願い致しました。その後幹事の挨拶が続き、山中幹事発生の一本締めでお開きとなりました。

山嶺「4月号」

 昨年同様2月11日高尾山のクリーンハイクに参加。班分けしゴミハサミ片手に稲荷山コースを7名で歩く。下部の日陰は氷っていて、また上部の陽がさす地点は田圃状態であった。足下に注意しながら、ゴミ拾い(まず無いが)と会員勧誘のチラシを配布した。更に頂上では一般登山者に甘酒を振る舞い、会員勧誘活動に精を出した。2.3日前の寒さ和らぎ絶好なハイキング日和で、下った1号路は大変な混雑状態でびっくりした。

 夜は田町で都岳連、山岳映画サロン、東京野歩路会の有志で開催された、故野本秀旺氏の「偲ぶ会」に出席。都岳連佐藤会長、山岳映画サロン伊藤代表始め多数の皆様で、お元気であられた野本さんを偲んだ。当会からは役員経験者で、若手会員の面々と久しぶりの再会が出来、有意義な一日で有った。

 東京野歩路会のハイキングをこよなく愛し、編集部長、副代表を歴任し会の活性化に尽力した、相談役内野光男氏が御逝去されました。2月17日の通夜、18日の告別式に参列し、最後のお別れを致してまいりました。ご冥福をお祈り申し上げます。

山嶺「3月号」

 昨年11月下山中、経験の無い痛みが右膝に発生した。街歩きもままならず、ようやく3日後行きつけの整形外科に行く。Ⅹ線写真では異常見つからず、ヒアルロン酸の注射に痛みどめ薬の処方箋で帰る。街歩きも出来るかなと回復したので、再度ヒアルロン酸注射し奥原氏の例会に参加。誤魔化しながら何とか完歩。何故かいつもやる、下山後のストレッチ等体のケアをせず飲むのが忙しい。帰宅後再発し様子を見る。

 整形外科では完治しないと読み、大賀氏に以前聞いた三鷹の治療院に出向く。既往症を申請し、体のチェック、階段歩き等から過去に骨折した右足を庇うあまり、右足裏全体を使わず左側のみの歩行で、右脹脛の筋が凝り固まった状態で、膝左側に痛みがでたと指摘された。

 体幹特に背筋を鍛えなさいと言われた。3回目の通院でハリを打つとコリが取れました。4回通いほぼ痛みが取れ、12月の登山教室とスキーに参加出来ました。

 ドクターから登山者の皆様は足裏を非常に酷使するので、足裏全体のケアを十分しなさいとアドバイスされました。ゴルフボールに乗るのが最良ですと。


山嶺「2月号」

 今年の年末年始の遭難事故は、報道機関の情報によると、例年多い自然障害での遭難は皆無で、単独又は数名での事故が大半で、道迷い、滑落、雪に阻まれて身動き出来ず等救助の要請を出す事例が続きました。

 厳冬期の高山は積雪も多くなり、ラッセルでの進行は数名で出来るものではく、大勢の

パーティーのみの世界ではないかと思います。安易で雪山に入山したとは思いたくないが、人災と思わずににはいられません。自然相手の山登り、1年通して謙虚に山登りをしていこうでは有りませんか。

 新年初例会は例年通り京浜急行の三崎口駅に28名集合し開催した。昨年7月工事終了し、開園された小網代の森に多くの方が駅から森を目指したが、寒くなってからは少なくなりましたと、駅頭で魚のお土産さん開く女将さんは話しておりました。駅から道案内の看板が立てられ、自然に小網代の森に吸い込まれて行きました。谷戸の広い地点ではテラスが設けられ、休憩ポイントなっておりました。白髭神社では新年の安全登山を祈念し小網代湾沿いの道を散策し、城ヶ島に向かいました。

山嶺「1月号」2015年

道標 

平成27年 謹賀新年

 安全で楽しい登山のために、会員・役員協力のもと、本年も楽しい例会を催行して行きましょう。

 昨年は事務所の引越後、長らく事務局長を務められた、新井良作氏が勇退されました。引越時には大変なご苦労をお掛け致しました。ありがとうございました。現在は竹下良昭幹事、神田朱実さん、羽田和雄さん、高橋サツ子さんの4名体制で、事務局を運営しております。事務所の限られたスペースを有効活用をすべく「事務所の改革」を進めております。事務所開設から手つかずの状態で使用中のパソコンは、会員管理を主体に運用中です。種々の改善点を抽出し進めており、会員の皆様が確認できる改革は、山嶺送付用封筒の宛名書きを、ラベル印刷から直接封筒印刷に変更致しました。午後0時から4時までの、事務所開設時間内での改革作業は容易でありません。時間外での作業も強いられますが、事務局員一同目標に向かって努力しております。週1回の事務局勤務を皆様希望しており、どなたか事務局員出来る方はおりませんか。お待ち致します。

 1昨年発行1000号を達成した「山嶺」。これからも東京野歩路会の会報として発行してまいります。しかしインターネット世界になった現在、ホームページでの発信強化は必要不可欠です。2000年にスタートした現ホームページは、バージョンアップに対応

出来ず苦慮致してまいりました。この度、簡単にローコストで運営出来るサイトを開設するはこびになりました。

活字の「山嶺」では出来ない、写真を沢山採用した、見て楽しく山に行きたいをコンセプトに、鮮度を重視した運営を心がけてまいりす。 ホームページURL

http://tokyo-nbr.jimdo.com/

主たる新規内容を案内致します

★登山教室 問い合せホームでの送信先は室長宛。スパム防止でコードを入力してください」と表示されますので、上の文字を入力してください

ギャラリーに集合写真など特定できる写真を掲載。パスワードを求められますのでメー
 ルで問い合せください

例会報告と写真、係と例会参加者(係経由)から投稿歓迎。投稿テキストは「メモ
 帳」または「ワードパット」で、写真はサイズ300kB以下。
   不明な点は井上までお問い合せください。

山嶺「12月号」

 11月8日遭難対策部主催の事故対応マネージメント研修会が開催された。裏高尾の日影沢キャンプ場は名前のとおり日陰で更に曇り空で寒い一日で有った。

 山下氏と阿川氏のリードで研修会は進行された。林道を少し下り対岸の北東尾根への小さな渡渉地点、増水での渡渉を想定し、6ミリ10mを使用しての通過法を確認した。過去槍ヶ岳例会で、滝谷に架かる丸太橋で落ち流された事例で、標準装備に6ミリ10mが追加されました。

 少し登り鞍部からルートは左だが右の小ピークに、鞍部には下山時直進の小ピークに入らぬよう、枯れ木が進入禁止用に横たわっている。地図読みを絡め、道間違いでの事故防止を皆で討論した。

 下山後温かい食べ物をいただき緊急連絡シートの作成、事故体応体験談等話し合い、研修会を解散した。

 登山とスキーを愛され続けた、山田信一郎氏がご逝去され、11月1日通夜に参列、ご焼香を致してまいりました。また氏と行動をよく共にした楯十女男氏もご逝去された連絡が入りました。合掌。


山嶺 「11月号」

 御嶽山の噴火で被災された皆様のご冥福をお祈り申し上げます。

9月27日は同窓会が入っていたので、山行の計画もなく夕刻外出した。留守宅に例会でカナダに行かれた山本さんから驚きの電話をいただきました。

 楽しみの山行がこんな事になるとは、一夜開け悲惨な事実が次々に明るみになりました。不謹慎かと思われますが、例会で御嶽山がなかったと安堵致しました。また都岳連の臨時総会が、29日開かれ佐藤会長は日曜日事務所に詰めたが、特に問い合わせはなかったと報告しておりました。有毒ガス発生と台風の影響で救助活動が思うように進まず被災者、関係者の心痛が続いております、一刻も早い救助をお祈り致します。

 29日19時から神田須田町に引っ越した事務所に於いて、臨時総会が開催され出席致しました。冒頭佐藤会長から新事務所を見ていただきたく本日臨時総会を開催致しました旨のご挨拶が有りました。

議案は「議事録の記名押印」、「総会の定数及び決議」の件で満場一致で承認され閉会され、簡単な懇親会が有り散会致しました。

10月号「山嶺」

 「平成26年8月豪雨」と命名された今回の大雨に伴う土砂災害。災害にあわれた方々のご冥福と、一刻も早い復旧、復興がなされますようお祈り申し上げます。

梅雨明けが遅く、8月に入っても完登を除く地方では、記録的な豪雨続きで多くの例会が中止になりました。計画された山行が無くなり、又変更を余儀されストレスがたまったかた思われますが、日頃の山行疲れをとる絶好の機会と捉えてみては如何でしょうか。

 小生の8月の例会は予報悪い中出発。現場に行って見てみないと判断できないし、又バスと旅館も予約致しており簡単に取消しは出来無い。マアマアのお天気で鉢盛山と有明山の2座は一部コース変更したが登れました。最終日の鉢伏山は霧雨模様、2座の疲労も有り三ツ峰山への縦走は中止致しました。

 山嶺誌上で訃報の記事が最近多く見られます。掲載は会報の性質上会員対象で、また全ての会員の情報把握は不可能です。会に連絡いただき初めて掲載出来ます事、ご理解の程申し上げます。

9月号「山嶺」

 例会「大キレット」で槍沢ロッジ、南岳小屋、奥穂高岳山荘に宿泊致しました。部屋、廊下、寝具そしてトイレが綺麗、ビックリしました。たゆまぬ設備投資と運営で今の若者、登山者の心を掴んでいるんだなと思いました。槍沢ロッジと南岳小屋は槍ヶ岳山荘の経営、会員証提示で5百円値引き、感謝その分早速ビールで喉を潤しました。中岳山頂で南岳小屋から帰途の槍ヶ岳山荘の穂刈社長とばったりお会いし、ご挨拶致しました。

 ヘルメット着用し簡易ハーネスとスリング用意し歩きました。岩場でゴツンしてもヘルメット着用で安心、またスリング類は核心部での渋滞時、セルフビレーとれ安全に待つことが出来ました。

 今回会員証をほとんどの方が携行しており、山小屋のサービスを受けることが出来ました。会員証は常時携行して頂き、山道具の購入は賛助会員(山嶺広告主)のお店で、会員証提示でお店から若干のサービスが受けられかと存じます。又お店にとっては広告効果の確認が取れますので是非ご協力お願い致します。

8月号「山嶺」

 長野県警では「北アルプス登山者のヘルメット着用」の必要性をホームページで説いております。

 私は28日から例会で大キレットに入山致します。当初山嶺上には装備にヘルメットを記載しませんでしたが、ヘルメット着用し稜線上を歩きます。参加者にはその旨連絡を致しました。

 山嶺例会計画欄には標準装備以外に必要な装備が有る場合に各係の判断で掲載致しております。安全で楽しい登山のために、係は標準装備の必要性と更に追加する装備を考えております。

 今年の雪山例会で装備にアイゼンピッケルを記載しました。6本爪の軽アイゼンはアイゼンでは有りません。1012本爪のアイゼンとピッケルがセットで雪山にゴーです。ゴールデンウイークの北アルプスは日中溶けた雪は朝方アイスバーンです、毎年滑落事故が多発しております。安易ではないと思いますが、万全な装備とトレーニングを積んで初めて神々しい世界に入れます。夏山でしっかり歩行を見つめ直してください、登山靴で街歩き感覚ではどんな高価なアイゼン装着しても無意味です。

7月号「山嶺」

 この度長らく使用中の要町駅前の事務所を6月30日に移転することに致しました。

会員宅から平成10年8月事務所を開設。平日12時~16時事務局員2名体制で発足し電話対応、会員台帳管理、パソコンでのネット対応、テント始め装備品管理など仕事は多岐にわたり、現在は5名体制で運営しております。尚事務局員には交通費実費と昼食代のみ支給しております。毎月行う編集会議、各専門部会議、部長会議、例会の打合せ会など開催し使用してまいりました。

新事務所は従来同様地下鉄有楽町・副都心線の要町駅、出口1番から徒歩4分(2階建ての1階奥で自転車の駐車スペース有り)。部屋も狭くなりますのでスペースを有効活用し、皆様で使い勝手良い事務所にしていきたいと思います。会の赤字運営を脱却し、100周年に向け会の体質を筋肉質に変え運営していく所存でございます。

 

事務局員、編集部員、例会部員など幹事諸氏、会員の皆様主旨をご理解いただき、ご協力の程お願い申し上げます。

6月号「山嶺」

 例会でバス、船を使用する機会多い東京野歩路会にとって今回の韓国の旅客船沈没事故、繰り返されるバスの事故は脅威だ。船もバスも信頼できると信じ、我々は利用しているのだが。

貸切バス使用は例会計画に大きなウエートを占める。私の計画法をまとめてみた。

先ず運転手任せにはしない、させない。

ネット地図で目的地をルート検索。走行距離、時間、高速道路料金等、安全第一で走行ルートを決定。

夜行バスで有れば、2時以降安全運行の為、運転手の仮眠地決定。そして東京発の時間が決定されます。

バス会社に右記で決定した、行程表を送付。

例会当日運転手と行程表に基づき事前協議を行う。

休憩は運行2時間毎に取る。休憩時間は最低15分。

宿泊施設には個室を用意。また夜行日帰りの場合、出来たら宿泊施設を用意。

 

以上事故に巻き込まれないよう、役員諸氏に周到の準備をお願い致します。

5月号「山嶺」

 3月26日賛助会員ニッピン・日本用品株式会社創業者、佐藤友美

氏お通夜に参列致しました。故人96歳と伺う、奥様お元気で喪主

を務められ、社長の佐藤友氏とご焼香の後、立って参列者に挨拶

されておりました。 冥福をお祈りし謹んでお悔やみ申し上げます。

 翌27日豊島公会堂で恒例の山岳映会、山岳映画サロンとの共催で

毎年3月開催。従来の8ミリ映画から、最近はビデオカメラで撮影

、パソコンで編集した映像をプロジェクタでスクリーンに映し出

しております。会員でビデオ撮影する人はおられますか、是非出品

致し大型スクリーンにアップしましょう。NHKのとれたてマイビ

デオ、ユーチューブ等動画を見る機会が増えておりますが、劇場で

の大画面は応えられないでしょう。

当会創立者本多月光氏は山岳映画に情熱を注ぎ、登山愛好家に山の

楽しみを提供し、続けました。従来親しむ会でもよく映像を見る機

会が有りましたが、最近は少なくなっております。映像で山の楽し 

みを共有しようではありませんか。

4月号「山嶺」

 2月8日薄っすら白くなった新宿は、観光地に急ぐ大型バスで賑

わっていた。前日から「不要不急な外出は控えるよう」と気象庁は

発表。旅行業者にとっては土日のかき入れ時、また参加者は主催者

が中止しない限りキャンセル料を課せられ出発して行く。

我々もバス、宿、伊豆大島行の船の予約しており、キャンセル出

来ない。既に新東名は通行止、西伊豆から下田入りを、小田原から

伊東経由に変更し向かう、情報の御蔭で渋滞ゼロ早い。熱海、伊東

は温泉熱で温かいのか積雪無し。東海汽船に寄り明日の欠航予測確

認?伊豆高原にさしかかると積雪で動けない車がボチボチ。計画し

ていた婆裟羅山は中止、時間調整で寄った爪木崎は強風でバスから

下車出来ない。早々と温泉に浸かり宴会となった。

翌日東海汽船は欠航。帰途、城ヶ崎海岸散策灯台に登ると伊豆大

島が大きく手招きしていた。

 次週金曜日、気象庁は躊躇したのか、大雪にならないような情報、

多くの人が大迷惑受けた今季の雪でした。当日出発された皆様、貴重な体験と大変お疲れさまでした。

3月号「山嶺」

 一昨年12月初狩駅から高川山に入山、むすび山から大月駅まで歩

く。その後昨年2月鶴ヶ鳥屋山、3月本社ヶ丸歩くと欲が出る。毎

月富士山見ながら、少しずつグルット歩いたら、面白いかなと思い

シリーズ化を致しました。

 S社の地図で破線個所は、熟達者向きとなっております。確かに

パノラマ台から雨ヶ岳間は道標も少なく、微かなトレースを進んだ。

御飯峠先の1393峰、西側の尾根を下り、沢におりてしまう失敗

をした。冷静に皆でしっかり方向を決める、必要が有りました。

 雨ヶ岳からは先月歩いた、猪之頭峠間は明瞭な踏み跡が続きまし

た。その先長者ヶ岳までS社の地図は破線が続きますが、問題なく

歩けるようです。4月は主稜線上から外れますが、身延から三石山

に登ります。また3月に天子ヶ岳を登りますと、一応御坂山塊、天

子山塊全てつながります。只天子ヶ岳から南下する尾根が、気にか

かります。身延線稲子駅から末端取付き、ビバーク・読図山行で天

子ヶ岳目指し、完歩したいと計画致します。ご期待ください。

2月号「山嶺」

 新年初例会は昨年同様4日小網代の森。今年も歩道の延長工事が行われていた。完成するとほとんど歩道上を行く事になるが、若干水気無いあぜ道が残りほっとする。

三角点2カ所は畑の中、寒冷紗が野菜と一緒に被されていた。大三崎臨海実験所構内に設置された、GPSを利用した電子基準点は奇妙な形で7m位の高さにビックリ、今後は三角点の主流になっていくのか。

 年賀状沢山の皆様から頂戴頂きましてありがとうございました。昨年チリ山に行かれた方からは住所、氏名記載無い年賀状を頂戴致しました。

 年末天気予報は大荒れと、報道されておりましたが、全般的には穏やかな年末年始で、山岳遭難のニュースは少なく、ほっとしたのは私だけでしょうか。これからが冬本番です、体調管理と気象情報等万全を期し山に向かいましょう。

 15年前大先輩が古希を迎えたと話しておられましたが、私もその年を迎えました。生涯現役で皆様と楽しい山歩きを、続けてまいりたいと思います。応援の程宜しくお願い申し上げます。

2014(平成26年)1月号「山嶺」

平成26年 謹賀新年

 安全で楽しい登山のために、本年も会員・役員協力のもと楽しい例会を催行して行きましょう。

 昨年は会の重鎮で有られた玉置善丸氏、野本秀旺氏が相次いで鬼籍に入られてしまい、寂しい1年になりました。相談役の野本秀旺様は肺癌のため11月8日亡くられました、享年83歳でした。ご冥福をお祈りし謹んでお悔やみ申し上げます。

 私が入会した当時野本さんは上北沢の自宅で事務局を運営され、山嶺の発送作業、会員カードの記載等多くの会員に声掛けし、会運営を致しておりました。又登山用具店、都岳連、映画会等精力的に活動し、創業者の本多月光氏への強い思いを我々後輩に伝えてまいりました。北アルプスで鍛えた足は強く、武勇伝は数多くナカナカついていけませんでした。役員会での口癖は「遊びの会」、ややもすると規約を重んじる風潮に対し、発信しておられました。そのような野本節が聞けなくなり残念でなりません。

 山と渓谷誌に会員募集の広告を再開致しました、直ぐの効果は期待できかねますが、持続的に広告をうって行くことが大事なことだと思っております。また2月には事業部主催で、高尾山で勧誘活動も計画しております。地道な会員諸氏の口コミ活動等で、会員減少の歯止めから拡大へと期待しようでは有りませんか。

日々多忙な生活環境の中、リフレッシュ求め登山、スキー例会に参加いただいておりますが、今年は是非毎月第4水曜日開催の「親しむ会」に参加し、多くの会員諸氏と交流しましょう。ご参加をお待ち致します。また事務局員、編集委員、サポート部員等お手伝いいただければ幸いです。

 会員皆様の安全登山への取り組みで、ここ数年は大きな事故も無く、例会が催行されておりますこと感謝と喜びの念に堪えません。只下山中、手をついての手首の骨折事故が多発しております。先月号で書きました「少し大きめのザック」とは、着てきた防寒具が入る程度の大きさです。体にフィットする大きさのザックと、やはり下りにはストック利用し一歩一歩慎重に下りるが最善と思います。気象予報と万全な装備更に体調管理等周到の準備をお願い致します。万全な準備はチャンスを広げ成功へと導くことでしょう。

12月号「山嶺」

 師走迎え会員の皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

 本年は自然災害に明け暮れた1年でした。桜の開花は早く4月には葉桜になり、花見例会の中止が有りました。寒が戻り大型連休中に入山した笈ヶ岳は雪がたっぷり有りました。只中国からの黄砂、PM2.5飛来で雪山は黄色く変色していて残念でした。

5月からは好天気続きで雨少なく、絶好な登山日和が続きました。夏山シーズンを迎えてからは不安定な天気模様になり、多くの例会で中止やコース変更を余儀されたようでした。9月からは台風が矢継ぎ早に襲来し、京都桂川の氾濫、10月には伊豆大島での大規模な土石流発生等多くの犠牲者が出ました。

 1年でも一番日の入り時間が早まるこの時期、早く入山し早く下山するのが鉄則です。気温も低下し防寒具着込み集合場所に向かいますスタートし体が温まってくると、防寒具はザックの中に収納となりますが、小さいと収まりません、少し大きめのザックに必ず懐中電灯も入れ集合場所に向かいましょう。

11月号「山嶺」

登山教室、一般コース9月実技テント泊に参加。

ハイエースをレンタル、集合地高尾駅をスタート。途中富士見町

の西友で今晩と明朝の食材調達、支払い後即テーブルで下処理。富

士見峠から入笠山にハンドル切る。 

  高度上げ入笠牧場JAハウス到着。先ず今月のテーマ「テント泊」

テント設営しシュラフ、マット広げ完了。御所平峠から入笠山に取

り付く、山頂から八ツは手の届くように近い、穂高、槍も良く見え

た。入笠牧場一角のJAハウスキャンプ場は小高い林に草原広がりす

がすがしい。夕食前にロープワークの復習を行う。

鍋を囲み夕闇迫ると星空がドンドン広がる。邪魔な明かり無く絶

好の星空観察ポイント。寒くそこそこにシュラフに潜る。

 初めてのテント泊暖かく良く眠れたようだ。前日ハウス管理人に

教えてもらった柵通しから入笠山。ヘッドライト点灯し暗闇を登る、

登りきると御来光、山々がモルゲロートに輝き感動。キャンプ場に

戻り朝食。露に濡れたテントも仮干し出来撤収した。

 テント泊未経験者の皆さん、教室で体験しませんか。 

10月号「山嶺」

大山街道②に参加。8月28日三軒茶屋駅に集合。階段上がり地上に出ると玉川通りと世田谷通りの分岐点、そこには不動明王像と下に大山道と大きく彫られた2m強の道標圧倒された。

 用賀の手前で合流されるが、今回は代官屋敷経由の旧道を歩いた。ただ歩くだけなら二子多摩川は直ぐなので、歴史家の係は名所旧跡を案内する。松陰神社、井伊家の菩提寺「豪徳寺」、世田谷城阯公園等に寄る。昼食は世田谷区役所で済ませ、午後は代官屋敷に向かう。緑残る屋敷内は多くの大山道の道標等が移設されていた。屋敷前の通りでは毎年ボロ市が、12月と1月の2回開催され大層賑わうようです。曲がりくねった道を進むと公園の道路際に「大山道旅人の像」昭和60年に作られた像は往時をしのばせる。新道のとの合流点は追分、ここの道標は世田谷区郷土資料館に移設され、大山道追分と刻まれた真新しい、可愛い道標。延命地蔵の二股では右に進み、国分寺崖線の急坂下ると丸子川に架かる、治太夫橋2組の立派な庚申塔。夏季山歩きと違い非常に暑い、熱中症に注意し歩いて行こう。

9月号「山嶺」

 先月韓国からの登山客が中央アルプスで事故。山での標識は最近英語、中国語、ハングルと併記されている。外国から沢山の登山者が日本の山に来ていたのが証明された。

 事故の内容は報道等勘案すると、雨の中統一行動せず、各自気まま

な行動が、事故を誘発したように思われます。

 20数年前米子沢に4名で入渓、大滝手前で半々に分かれ行動、そ

の後入山中そして下山し宿に戻るも会えない、血の気を失う。急いで下山口に戻る、なんと別れた2名下山してくるではないか。それ以来山では絶対別行動とらないと決めました。

 先月から今月にかけ鋸岳縦走。入山日晴、核心日小雨、携帯で予報キャッチ、予報を信頼し山小屋出発。視界がきかない中アップダウウンを繰り返す。鎖場で皆さんをビレーし鹿の窓、雲が切れ始め青空広がる第1高点に立ちました。

 安全登山の鉄則

   別行動をとらない。

   仲間を信頼する。

   天気予報を確認し行動に移る。

 

   万全な装備。

8月号「山嶺」

 6月16日狩野係の例会「鹿岳」に参加。

 ハイキングコース案内板と登山口標識が有る大久保集落三叉路で下車。雨は上がり係から行動計画の説明と自己紹介後スタート。暫く行くと大木で作られた人形と四ツ又山登山口の標識。更に10分歩くと鹿岳と四ツ又山を分ける分岐標識。杉林の急斜面を登り切ると尾根に乗る、尾根の末端の小沢と四ツ又山への標識。このように鹿岳(二ノ岳)までは人気コースでこれでもかというぐらい標識が設置されていた。

鹿岳は一ノ岳と二ノ岳の鞍部から、入下山するのが一般的とみえ、

二ノ岳から木々岩峠へ向かうと俄然道が細くなり、標識無く稜線上突然木でトウセン棒、足場の悪い急斜面に虎ロープ、安全の為補助ープ出し補強。急斜面下り立つと伐採地、登山道は雨で流され不鮮明、冷静に対処し登山道見つけ林道から舗装道路に出る、そこには古い鹿岳、木々岩峠への標識がった。メインルートから少しでも外れると、標識、道が不鮮明になります、その為にも普段から地形図とコンパス使用し地図読みする事が必携です。

7月号「道標」

 5月28日都岳連総会に出席。

 佐藤会長の挨拶で下記の報告と10月の東京国体を成功するよう協力依頼が有りました。(当会でも有志が積極的に協力しております)「内閣府より公益社団法人として認定を受け、4月1日登記完了した。名前の通り公益ですから補助金が受け易くなりますが、その分公益事業を充実する必要が有り、責任も重くなります」前年度事業報告と会計報告、予算等審議され満場一致で承認された。

 団体、個人加入情報では加盟団体9団体が退会され、新規に4団体の入会有り、期末加盟は219団体。「高齢化に伴い解散される会が有る」と亀山専務理事からコメントが有りました。また個人会員は退会者55名入会71名期末673名。役員信任では理事が公益社団法人化に伴い10名、監事2名の体制になり拍手で信任され就任した。

 その他遭難者捜索活動報告では、東京の3件中1件は解決し、今年正月の剱岳での事故は引き続き捜索活動が行われております。

NBRは事故ゼロを実践して行きます。会員の皆様ご協力お願い申し上げます。

6月号「道標」

 元副代表玉置善丸様が脳腫瘍のため4月25日亡くられました、享85歳でした。ご冥福をお祈りし、謹んでお悔やみ申し上げます。

 山好きの同僚が職場に「ベストハイク300コース」を置き、私も時々覘いていた、玉置さんは大分力を注いでいたのを後で知る。美津濃本店で山嶺を手にし、何かの縁と思い野歩路会に入会。

 半年後玉置さんの高水山清掃ハイクに参加。7月槍ヶ岳を目指した玉置さんの例会は雨にたたられ、撤退途中の滝谷に架かる丸太橋から染谷さん(高水山でお会いした)が転落し流され、回目の捜索で遺体収容された。新人の私には捜索依頼は無かったが、8月例会は全て中止され、参加申込金を寄附しました。玉置さんは会の重鎮として昨年まで積極的に役員会で発言していたが発言が少なくなったなーと思っていたら入院。奥様に御見舞の電話をしたところ、「早く退院しノボロの皆さんと温泉にでも」と話をしてますよ言われました。25夜「善丸さんが皆さんと温泉に行けなくなってしまいました」と奥様からお電話いただきました。合掌

5月号「山嶺」

我々が万が一の為に加入しているjRO、年に数回講習会を開催しておりますがご存知ですか?

1月25日オリンピックセンターで山岳気象予報士の猪熊隆之氏をお迎えし開催されました。マスコミで盛んにとりあげられている氏の講演で立見席まで出る盛況であった。要点をまとめると。

天気予報で100%はない、想定外を減らし想定内を広げる。ターニングポイントを決めていない登山者が多い。

山の天気はピンポイントでなく風向きを予想し、風上側の府県予報を利用する。北アルプスの場合北西風の風向きと想定すると富山県東部、東風の時は長野県北部、中部等風向きにより利用する地域が変わってくる。風向きを知る方法は、海側の府県の風向きを利用。天気図の等高線の向きによって風向きが分かる。

 過去における気象遭難は同じ気圧配置で発生していると最後に事例を上げ強調しておられた。

 登山教室でも気象の入門講座を行っております、興味のある方は是非机上講習のみでも参加歓迎です。

4月号「山嶺」

 226日都岳連第13回定期総会開催。

 佐藤旺会長の挨拶。大島文雄氏が議長に選出され、平成25度事業計画、収支予算案が審議され承認された。

前年からの継続審議中の社団法人から公益法人への移行手続きで内閣府から先に提出された定款の修正案が示され、説明、審議され承認された。またこの案件について、顧問の武田弁護士でなく専門家の岩尾弁護士が担当されたと佐藤会長から報告。

 今年は54年ぶりの東京国体(小生高1、確かこの先東京でないよと言われた記憶が)主幹団体として都岳連が携わリますので協力要請が有りました。開催は10月4~6日東久留米市スポーツセンター。昨年クライミング祭りを行った会場です。

 現在の都岳連事務所は、京橋地区都市整備計画に伴い、2014年9月までに移転する必要が有り、松本事務局長から現在事務所経費は月15万ですと説明有り、次のような要請が有りました。公益社団法人移行後の登山学校や研修所の開設を念頭に、アルパイン、一般登山、ハイキングに必要な知識、技術を指導できる施設を事務所移転先に設けたい、出来ればボルダリングやリード壁も設置したい、など希望ばかりが先行していますが、会員や役員の皆さまが利用しやすい交通の利便性と必要な広さ、手当てできる家賃とのバランスがとれず移転先探しも困難を極めております。皆様のお近くで安く、広く、交通の便利のよい物件情報がありましたら是非ともお知らせください。

3月号「山嶺」

 新宿に向かう電車は扇風機も無く暑い。遊園で急行に乗り換えると扇風機がカラカラ回り、開けた窓からの風とミックスされ、少しは涼しい気になるが、次々に乗客は増え隣人の腕が絡み合い、暑いどころでは無くなる。ドアに押し付けられるとガラスが撓ってくる、時にはガラスが破損されることも有った。段々と学習され座席の前に立たない、ドア、鉄棒等際には近づかず満員の中に身を委ねた。平屋だった新宿駅に着くと、皆ホッとし国電乗換の改札口に急いだ。

 半世紀以上前の真新しい革靴・制帽姿を今日も思い出される新宿駅。そんな小生の出身地は多摩丘陵の一角で山に阻まれていた。細い砂利道の分岐には高さ1m、幅が20㎝位だったか御影石のみちしるべが立っていた、ドコドコに何里とか刻まれていた。

 日本の有名な山では道標がしっかりし、最近の丹沢・奥多摩あたりはなんと番号までふってある。事故発生時遭難者がその番号言えば即居場所が分かるとか。如何に地図、コンパス持たず入山する登山者多いか想像される。地図読み自信の無い方は登山教室に入り勉強致しましょう。 

2月号「山嶺」

 新年初例会は4日小網代の森。京浜急行終点の三崎口駅から車道歩き後入山、全長1.2kmの浦の川と言う小さな流れに沿って森は広がっていた。その後海岸沿いと大根畑沿いの道をのんびり歩き今年の歩き初めとした。

 年賀状沢山の皆様から頂戴頂きましてありがとうございました。ご返事出来なかった方には紙面をお借りし、ご挨拶に代えさせていただきます。

 20年前の暮れ安房峠にまだトンネルは無く、釜トンネルから上高地に入山、大正池に出ると快晴に穂高が出迎えてくれ、帝国ホテル脇から西穂高山荘に順調に入る。翌日は冬型の気圧配置に変わり雪、西穂の独標までなんとか行くが西穂高岳は割愛し下山した。暮れになるといつも思い出される西穂高。

 昨年末からの日本列島は低温状態が続き今年も遭難事故のニュースが流れました。亡くなれた皆様のご冥福をお祈り申し上げます。

世界の高峰を目指す登山隊は今、インターネットから送信される気

象情報を入手し安全登山をしています。まだまだ寒さ続きます、最新の気象情報で入山致しましょう。 

1月号「山嶺」

 平成25年 謹賀新年

安全で楽しい山登り、スキーを会員・役員協力しあい催行して行きましょう。

 昨年は東京野歩路会創立90周年を迎え節目の年になりました。4月総会で長らく続いた上島代表から井上が代表に就任致しました。

当会は発足時から広く一般大衆の会、初心者発掘の会と言われてきました。そして登山・スキー共オールラウドで楽しんで来ました。今迄の路線を継承し誰でも参加できる「安全で楽しい登山のために」をモットーに進めて行きますので、皆様でオールラウドの楽しみを追求しようではありませんか。

 東京野歩路会にとって忙しい1年でした、5月号に90周年記念寄付のお願いをし、多くの皆様に御賛同いただきました。6月の集中山行、更に海外例会。10月記念祝賀会、クライミング祭り。12月写真展と絵画展を最後に90年事業は無事終了致しました。多くの会員の皆様、サポーターの皆様ご協力いただきまして心より御礼申し上げます。

 さて今年のスタートはスキー・冬山・ハイキング等計画なさっているかと存じます。気象予報を確認し装備のチェック体調管理を徹底し出発しましょう。冬の陽だまりハイキング、小さなザックでの参加はやめましょう。現地集合し、歩き始めて温度調整、着膨れていたヤッケはどうなさいますか。ひとつ大きめのザックを肩に集合場所に向かいましょう。

 お正月の親しむ会は定例の新年会。開始時間を繰り上げて17時から21時。17時から19時は1次会、会費は3,000円(飲み物代別)19時以降は別途実費精算です。1月23日(水)昔から広告頂いております「華福」さんオーナーチェンジで味覚・サービス共良くなったと評判です。夕御飯いただく感覚で皆さん是非お集まりください。お待ち申し上げます。